
長田 夏哉 先生
田園調布長田整形外科院長。日本医科大学卒業、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局。川崎市立川崎病院医長を経て、開院。日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本スポーツビジョン協会名誉会員などの役職も務め、多方面で活躍。
健康も美しさも内面から
内面からの不調にも耳を傾けて
「人生が変わる不思議な診察室」などの著書で知られる、長田夏哉先生。
さまの長田優香先生とご一緒に2005年に医院を開院、以降、日々患者さんの治療にあたっておられます。今回のご講演では、勤務医時代も含め30年のキャリアを通じて培った、先生独自の医療との向き合い方の一端を「健康美スタイル・新世代型フィットネス」と題した内容でお話しくださいました。
一日に80人もの患者さんと向き合うという先生。患者さんは、診察を受けるとき、表に現れる症状を説明しますが、先生は、その方が抱える環境や心などの問題にも目を向けることを大切にされています。症状だけではなく、身体から発せられるエネルギー、いわば生命そのものに焦点をあてた治療を心がけていらっしゃるそうです。その考え方のきっかけは、治療は科学だけでは不十分と感じたことだったと言います。

健康への新しい視点
“脳のしばり”をほどいて
身体の治癒力を生かす
私たちは日々脳で考えることや、脳に与えられるたくさんの刺激、情報を優先して、身体の内側の感覚を感じ取ることを忘れがちです。「私はその状態を〝脳のしばり〟と呼びますが、そのしばりをほどいて、自分の身体の状態を感じ取り、認めることが大切です。そして脳からの情報(外受容感覚)と身体の中に感じる感覚(内受容感覚)を結びつけていくことで、自分の身体に最適なものが分かり、本来の治癒力が働いていくと考えています」。
先生が提言する新世代型フィットネスとは、自分を感じ取り、健康で幸せにするものを選択していくことです。「その時、人は良いエネルギーが身体にめぐり、内側からの美しさが輝くと感じています。それがウェルビーイングな在り方だと思います」。

自分を知り、自分をいたわる
多角的に健康を考える

長田先生の次は、イービーエムの声の力を活用した診断システム「ボイセラ」の共同開発者である柊木匠先生のレクチャーです。声によって、その方がもつ能力や潜在的な個性が分かるというお話に、参加者の皆さんは、興味深く聞き入っていました。

次にイービーエム美容家の清賀邦子が「エナジービューティーマインド健康の先の美しさ」と題した講演を行いました。
「身体は不思議で、お腹をケアすると、お顔のこわばりも和らぎます。楽しいお話をしてリラックスすると、固かったお腹が柔らかくなったりもします」「心と身体はつながっていて、人は心から笑えるようになる時、本来の美しさが輝くことを多くのお客さまと出会う中で実感しています」。

また、指や耳に触れてリラックスするセルフケアもお伝えさせていただきました。肌にゆっくり触れると幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されることをお話しながら、皆さんと一緒に実践。「イービーエムでは毎月12日を『ヒフの日』とお伝えしています。こうした活動で肌に触れること、ご自身を大事にする習慣を広げていけたらと思います」。
ハンドケアの体験会も開催
盛りだくさんの美と健康の一日

最後は五行のオイルを使ったハンドケアの体験会も行わせていただき、スキンケアスタジオの一部を再現したような、手の温かみと心地良い香りから、心身を癒やす時間をお届けしました。

短い時間でしたが、身体と心のバランスの大切さを科学的な視点から考え、さらなる美と健康へつながる貴重な機会となりました。


