2020年6月、皮ふの日通信

ヒフの日

マスクによる肌荒れ

2020年6月、皮ふの日通信

昨今、マスクを付ける機会が増えたことによって肌のかぶれや乾燥、ヒリヒリした刺激を感じたり、吹き出物ができたり・・・という経験がある方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、マスクによる肌への負担を和らげる方法について特集します。

 

1.マスクで肌があれる原因

1.摩擦

肌が全体的にあれてしまう人は、マスクの摩擦による刺激が積み重なり、肌が弱って敏感な状態といえます。

 

2.蒸れ

マスクを付け始めてからニキビが悪化した人は、マスクによる蒸れが原因である可能性が高いです。

水分や皮脂、汗で蒸れてしまい、雑菌が繁殖しやすい状態といえます。

 

3.乾燥

マスクをしていると呼気中の水蒸気がマスクに広がり、保湿されたように錯覚してしまいますが、マスクを外すと水分は一気に蒸発して肌の水分を奪い、乾燥の原因になります。

また、マスクによって化粧崩れをしやすいと感じている人は、マスクの繊維によって肌の乾燥が加速してしまっている可能性も考えられます。

皮ふの日通信

 

2.肌あれ対策

1.マスクと顔の間にガーゼを挟む

マスクは素材によっても肌あれが起きやすくなります。

ガーゼを挟むことにより、摩擦による肌への刺激を緩和してくれます。

ガーゼがない場合は、綿のハンカチなど肌に優しい素材を選びましょう。

 

2.清潔な状態を保つ

マスクにより汗をかいて蒸れてしまった際には、こまめに汗をふき取り、マスク内を清潔な状態に保ちましょう。

人の少ないところでは、可能な範囲でマスクをはずすなど長時間の使用を避けましょう。

 

3.スキンケアの見直し

乾燥を防ぐには、何より保湿ケアが大切です。

また、これからの季節は紫外線量も増えるため、紫外線による乾燥ダメージも加わります。

肌が敏感なときには、ナチュラルメイクを心がけて、刺激の少ない化粧品を使用しましょう。

 

Advice

スキンケアアドバイザー

マスクが手放せない今だからこそ、日々の生活を見直してマスクと上手に付き合い、トラブル改善を目指しましょう!

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