新型コロナウイルスの影響でほとんどの人がマスクをして外出するようになりましたが、マスクをして生活していると、息苦しさから呼吸が浅くなり、頭痛・めまい・集中力低下といった体調の変化を訴える声を耳にするようになりました。
今回の皮ふの日通信では、マスク着用による身体の不調の原因と生活習慣の見直し方について特集します。
あなたの呼吸は大丈夫?浅い呼吸チェック
☑一日中眠たく感じる。居眠りをすることがある。
☑疲れがとれない。疲れが溜まっている。
☑ストレスを感じやすい。
☑肩が前に出てしまい、猫背である。
☑肩や首が凝り固まっている。
息苦しくなる原因
マスクを着用していると、呼気や汗などによる蒸れから息苦しさを感じます。
人は約21%濃度の酸素を吸い込み(吸気)、肺で酸素を体内に取り込んで約15%濃度の酸素を吐き出します(呼気)。
酸欠状態というのは、約16%濃度の酸素を吸入し続けることにより、呼吸が浅くなり息苦しさを感じる状態のことといわれています。
呼吸が浅くなると、全身の酸素量が減るため、倦怠感、頭痛、集中力の低下などに繋がります。
また、呼吸で使う筋肉の1つである横隔膜をあまり使わなくなると背中の筋肉までもが硬くなり姿勢が悪くなります。
さらに横隔膜は食べ物の消化を助ける働きや、自律神経ともかかわりがある大切な部位です。
横隔膜が硬くなり酸素不足の状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ、免疫力が低下してしまいます。
そこで、毎日の呼吸を見直し、深呼吸を意識して身体を整えることが大切です。
呼吸の前に大切な準備と呼吸法
自律神経を意識的にコントロールするには、深い呼吸が重要です。
~深い呼吸の前に大切な準備~
- ストレッチをするなど軽く身体を動かし、身体の緊張を解くこと
- 正しい呼吸を行うために、よい姿勢を保つこと
- ゆったりとした鼻呼吸を心がけること
~腹式呼吸法~
1、お腹に手を当てて意識を集中させて、鼻からゆっくりと息を吸い込み、お腹を膨らませます。
2、お腹にためた空気を鼻からゆっくりと吐き出します。このとき、お腹がぺったんこになるイメージです。
3、これを何度か繰り返し、少しずつ間隔を長くしていきましょう。
呼吸は、吸う息が交感神経、吐く息が副交感神経の働きを促します。
現代人はストレスなど、何かと交感神経ばかりが優位になる状況にさらされているので、副交感神経の働きが高まるよう、吐く息を意識しましょう。
スキンケアでは、アロマテラピーやアーユルヴェーダなどの概念を取り入れたチャクラオイルがおすすめです。
セサミをベースにしたオイルは、抗酸化作用が高く、ミネラル分が豊富です。健康食品としても認められるほど安全性も高く、うるおいを与えキメを整えてくれます。
ラベンダー油は緊張の緩和、鎮痛、鎮静効果があります。原液でも肌あれを起こしにくく新陳代謝の促進と皮脂分泌の調整を行う効果もあります。
チャクラとは?
身体の中心線上に点在する7つの精神エネルギーです。
チャクラはエネルギーの出入り口で、ここから出入りするエネルギーは中国では「気」と呼びます。7つのチャクラはそれぞれ身体的・心理的な関連機能があり心身に大きな影響を与えます。
チャクラが開いている時には、心身が活性化し健康な状態になります。
しかしチャクラが閉じていると精神・感情や肉体面の活力低下を招いてしまいます。
腹式呼吸は、代謝UP・免疫力UPに繋がります!
ストレスからくる自律神経の乱れは、日々解消することが大切です。
呼吸を意識して、落ち着いた時にゆっくりと深呼吸をしましょう。
また、身体に不調が出る前に、チャクラオイルなどのケアを取り入れて日々の疲れを取り除き、息苦しさを感じた際は無理をせず、人気のない場所でマスクを外すなど体調に気を付けて過ごしましょう。