先月号では、フェムケアの一部として、フェムゾーンの冷えがもたらす悪影響とともにフェムゾーンのお手入れ方法をご紹介しました。今月号では、身体の内側からアプローチしてフェムケアができる、女性の救世主「はなびらたけ」についてご紹介します。
はなびらたけとは?
はなびらたけは、日本各地や欧米などに自生するキノコの一種です。淡黄色~白色で、はなびらのような見た目をしています。標高1,000m以上の針葉樹林の日陰という限られた生育環境のため、自然界での発生量は少なく、「幻のキノコ」と言われています。針葉樹林に生育する代表的なキノコは、松茸とはなびらたけで、「香りの松茸」に対して「栄養のはなびらたけ」と言われるほど、はなびらたけの栄養価は高いのです。免疫賦活作用があると有名なβ-グルカンの含有量はキノコ界でも非常に多いと言われています。
◎ITはなびらたけ
ITはなびらたけとは、はなびらたけのブランドの一種。ITはなびらたけは、全ての女性に嬉しい「サイレント型エストロゲン様活性」があることが分かりました。
エストロゲンには上記のように、肌や髪のハリ・ツヤを保つ働きや女性らしい身体をつくる働き、細胞の増殖を助ける働きなどがあります。この細胞の増殖を助ける働きは、弱っている細胞がある場合は弱っている細胞をも増やしてしまうことがあり、プラスの効果ばかりではないため注意が必要です。しかし、ITはなびらたけは細胞増殖を助ける機能はないため、弱っている細胞を増殖させることなくエストロゲン同様に肌や身体に嬉しい作用をもたらすことが分かっています。そして、この活性を「サイレント型エストロゲン様活性」と名付けています。
【エストロゲン】
弱った細胞をも増殖させてしまう
【サイレント型エストロゲン】
細胞増殖機能はなく、エストロゲン同様の作用がある
また、ITはなびらたけは「ジャパニーズスーパーフード 第1号」として認定されています。
更年期とエストロゲン
一般的に、閉経前後の約10年間、45~55歳ごろを「更年期」と呼びます。更年期には、卵巣機能の低下により、エストロゲンが急減し身体の機能が働きづらくなることがあります。更年期の症状は、「のぼせ、ほてり、発汗、抑うつ、不眠」などがあります。これらの症状は、エストロゲンと密接に関わっており、更年期以前はエストロゲンがこのような症状から守ってくれていたのです。