ヒフの日

和食は美容の宝庫

この時季は「食欲の秋」と言われるように美味しい食べ物が多いですが、食事は美容と健康にも深く関連しており、内側から摂取したものが、外見にも大きな影響を与えます。そこで注目したいのが、日本の伝統的な食文化である「和食」です。「和食」は、旬の食材を取り入れたバランスの良い食事で、身体の内側から美しさを引き出す力があります。発酵食品や海藻類、豊富な野菜を中心とした「和食」は、腸内環境を整え、肌の調子を整えるサポートをしてくれます。美を追求する上で、「和食」の力を取り入れて、より輝く自分を目指してみませんか?

和食の魅力とその効果

1.栄養バランスが優れた食事

和食は、主食(ご飯)、主菜(魚や肉)、副菜(野菜や海藻)、汁物(味噌汁)といった形で構成されており、栄養バランスに優れています。多様な食材を使い、ビタミン、ミネラル、タンパク質、食物繊維などがしっかり摂れるため、健康的で美しい身体を維持するのに最適です。

2.発酵による美肌効果

味噌の発酵過程で生成される乳酸菌や酵素は、腸内環境を整える効果があります。腸内環境が良好になると肌あれやニキビが減少し、透明感のある健康的な肌を保つことができます。

 3.抗酸化作用でエイジングケア

味噌には抗酸化作用を持つ成分が含まれており、紫外線や大気汚染によるダメージから肌を守ります。これにより、シミやシワの予防、肌の若々しさを保つ効果が期待できます。

4.美肌を支える「大豆イソフラボン」

味噌に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きを持ち、肌の弾力やハリを保つのに役立ちます。特に更年期に差し掛かる女性にとって、味噌の摂取はホルモンバランスを整え、美肌を保つサポートになります。

5.味噌汁としての習慣化

バランスの取れた理想的な食事と言えば、一汁三菜。毎日の食事に味噌汁を取り入れることで、手軽に美容効果を享受できます。また、野菜や海藻、豆腐やチーズなどの具材を加えることで、栄養価をさらに高めつつ、飽きないよう簡単にアレンジできます。お湯を注ぐだけでできるフリーズドライの味噌汁なども活用し、忙しい日でも手軽に一品追加して栄養バランスの良い食事を目指しましょう。

 

「水素と腸内細菌」

ひと昔前に水素ブームが巻き起こり、美容や健康のため水素水を摂り入れた経験がある方も多いのではないでしょうか。実は、わざわざ水素水を飲まなくても水素は腸で作られているのです。これには、腸内細菌が深く関わっています。人の腸内には1,000種、100兆個以上もの腸内細菌が存在しており、そのうち7割の腸内細菌が水素を産生すると言われています。特に「ブラウチア菌」は、水素の他にも酪酸など多くの有益な短鎖脂肪酸を生成するとても優秀な菌として、腸活においても注目されています。和食の定番である味噌などの発酵食品を摂ることで「ブラウチア菌」が増え、腸内の水素発生に貢献します。腸内で発生した水素は、腸管から血液に吸収されて全身を巡り、老化の原因となる活性酸素の除去に働きかけます。水素をエサにする腸内細菌もいるので水素自体を補給しつつ、味噌をはじめとする発酵食品を積極的に摂ることも大切です。

スキンケアアドバイザー
和食は、健康や美容に優れた効果を持つ食文化です。中でも味噌は日本食に欠かせない調味料であり、その豊富な栄養と発酵食品としての特性から、美容に優れた効果をもたらします。日々の食事に味噌をはじめとした和食を積極的に取り入れ、内側から輝く美肌を手に入れましょう。

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