紫外線が気になる夏目前!
紫外線が強いこれからの時季に、肌のためにも身体のためにも注意しておきたいのは増え過ぎてしまう『活性酸素』です。
活性酸素が発生する要因はいろいろありますが、特にこの時季注意したいのは紫外線です。
活性酸素とは
酸素は呼吸によって体内に取り込まれ、エネルギーを発生させるときに使われますが、取り入れた酸素の2%は活性酸素になると言われています。
活性酸素はとても不安定で、何かと結び付いて安定しようとする特性を持っているため、体内で他のものと結び付き細胞を酸化させてしまいます。
活性酸素は殺菌や解毒作用等、身体に重要な働きもしていますが、過剰に活性酸素が発生すると、様々なトラブルを引き起こしてしまうと言われています。
例えば…
- 激しいスポーツや、肉体的にきつい仕事などで大量に酸素を消費したとき
- 体内に病原菌が侵入してきたとき
- タバコを吸ったとき
- 強いストレスを感じたとき
- 大量の紫外線を浴びたとき
- 体内に食品添加物、洗剤、農薬などの化学物質が入ってきたとき
このような場合は、通常の呼吸の何倍もの活性酸素が発生すると言われていますので、活性酸素が増え過ぎないようなケアが必要です。
活性酸素と肌トラブル
シワ
強い紫外線を繰り返し浴びると、皮膚は老化し、次第にシワも増えていってしまいます。
それは、紫外線を浴びることで活性酸素が発生し、肌のハリや弾力の重要な要素であるコラーゲンや、みずみずしい肌を保つ働きのあるヒアルロン酸、弾力繊維のエラスチンが酸化してしまうためです。
酸化してしまうとこれらの本来の機能が失われてしまい、肌が弾力を失うことで、たるみやシワになってしまいます。
シミ
紫外線を浴びると、肌細胞を守ろうとしてたくさんの活性酸素が生み出され、活性酸素が細胞を酸化させてしまいます。
そこで、細胞の酸化が広がらないための自衛手段として、メラニン色素が活性酸素から受けるダメージを引き受け、酸化することで肌を守っています。
健康な状態の肌は、肌の生まれ変わりと一緒にメラニン色素も排出されていきます。
肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーが追いつかなくなると、メラニン色素も排出されず、皮膚の中に残ったままとなります。
紫外線を浴びることによってどんどん増えるメラニン色素と、ターンオーバーが追いつかなくなり排出されないメラニン色素がシミとなってしまうのです。
日焼けすると肌が黒くなるのは、メラニン色素が酸化することによって肌細胞への被害を防いでいるためです。
活性酸素を増やさないために…
摂取したい抗酸化効果のある栄養素と食べ物
ビタミンC
…キウイやイチゴ、トマトなど
ビタミンE
…ナッツ類、大豆など
ポリフェノール
…赤ワインやブルーベリー、リンゴ、ココアなど
カテキン
…緑茶
βカロチン
…ピーマンやニンジン、カボチャなど緑黄色野菜
リコピン
…トマト
フラボノイド
…豆類やタマネギ、シソ、緑茶など
セサミン
…ゴマ
紫外線を避ける以外で活性酸素を増やさないために大切なことは、タバコを控えること、アルコールを摂り過ぎないこと、ストレスをためないことと言われています。
これらのことを意識して、活性酸素が増え過ぎないように注意をしてこれから始まる夏を乗り切りましょう!
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