春は気温の変動が激しく、体調を崩しやすかったり、肌が荒れやすい時季。
特に春から新しい環境に変わった人は、その環境に慣れるまでに体調を崩しやすいとも言われています。
今まで大丈夫だったのに、突然体調を崩しやすくなった人は、もしかすると免疫力が弱っているのかもしれません。
また、環境の変化で腸の調子が良くないと感じている方も多いのではないでしょうか。
緊張してお腹が痛くなったり、旅行に行って便秘になったりした経験はありませんか。
それは腸と脳と精神的なストレスに密接な関係があると言われているためです。
腸がスッキリすると心もスッキリ♪
精神を安定させる効果のあるホルモンで、「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンの、約95%は腸で作られていると言われています。
セロトニンは人間の精神面に大きな影響を与え、心身の安定や心の安らぎなどにも関与すると言われています。
セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患に陥りやすいとされているので、腸内環境の悪化は精神面にも大きな影響を与えてしまいます。
また、脳や脊髄からの指令がなくても反射を起こさせる内在性神経系を持っている臓器は腸だけであり、ウイルスや細胞などから身体を守るリンパ球が全身の6割~7割も存在する最大の免疫器官と言われています。
免疫力が低下すると、風邪を引きやすくなったりアレルギー疾患が出たり、また肌荒れや便秘なども引き起こします。
腸内環境を良くするためには?
ストレスを溜めないように心がける
精神状態と腸内環境は密接に関係していて、緊張やストレスが続くと腸内環境に悪い影響を与えてしまうと言われています。
朝起きたら水を飲む
朝起きたらまず、コップ1杯程の水を飲みましょう
腸が刺激されると言われています。
また白湯も、老廃物を流しすっきりしたい方におすすめです。
腸に良い食べ物を食べる
腸の働きを良くする食べ物を積極的に食べましょう。
- 善玉菌の元になる乳酸菌を摂る
- その乳酸菌のエサであるオリゴ糖や食物繊維を摂る
腸内環境を整えるにはこの二つを意識することが大切です。
乳酸菌は発酵食品(ヨーグルト、納豆、梅干し、味噌、塩麹など)に、オリゴ糖はごぼうやバナナ、大豆等に多く含まれています。
食物繊維はやまいも、海藻類、きのこ類、バナナ、ごぼう、かぼちゃ、れんこん、たけのこ等に豊富に含まれています。
便秘にお悩みの方は特に積極的に摂取するように心がけ、腸の働きをサポートしましょう♪
身体を動かす
毎日少しでも運動をするように心がけましょう。
ウォーキングやランニング等で身体を動かすことも良いですが、普段エレベーターで上がるところを階段にしたり、ちょっとした意識で運動量が変わってきます。
家の掃除を一生懸命するだけでも、よい運動になりますのでおすすめです。
良質な睡眠をとる
睡眠不足や乱れた睡眠リズムは、内臓の働きに悪い影響を与えると言われ、腸内環境を悪化させる原因のひとつに挙げられます。
睡眠不足が続くと排便のリズムも整わず便秘になりやすく、腸内環境に影響すると言われています。
寝ている時間よりも睡眠の質がポイントで、良質な睡眠をとることが大切です。
良質な睡眠をとるには、身体も心もしっかりリラックスすることが大切です。
腸内環境を整えるための心がけは美肌にも効果的ですので、美肌のためにも腸内環境を整え、スッキリ生活を心がけましょう♪