これからの時季は美味しい食材が豊富で、「食欲の秋」を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
食欲が増し、美味しい物をたくさん食べてしまいがちな季節だからこそ、秋は胃に負担をかけやすいとも言われています。
胃の調子が悪くなると…
- 胃がムカムカする。胸やけする。
- 胃がキリキリと痛む。
- 食欲が無くなる。
- 吐き気がする。
- 頻繁にゲップが出る。
胃の不調は比較的わかりやすいため、食べ過ぎ、飲み過ぎの後にこのような症状を感じたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、こうした症状があっても我慢してしまう方が多く、そのまま放っておくと何度も繰り返し、重い症状に進行してしまう場合もあるので要注意です。
このような胃の不調を招く原因は、食べ過ぎや飲み過ぎによる消化不良の他、生活習慣の乱れ、刺激物の摂り過ぎ、ストレス等が挙げられます。
食事に気を付けていても強いストレスを感じると、胃に大きな負担をかけてしまいます。
胃は最もストレスの影響を受ける臓器であると言われていて、自律神経の影響を大きく受けるため、ストレス状態が続き自律神経の調節機能が乱れてしまうと、胃の働きも悪くなってしまいます。
胃の不調を感じる際に注意したいこと
十分な睡眠をとる
疲れた胃を休めるにはとにかく休息が必要です。
規則正しい生活をすることによって乱れた自律神経も整ってきます。
規則正しい食事をする
時間を決めて3食きちんと摂りましょう。
健康な胃のためには、規則的に「空腹」を感じ、食事を摂ることも大切です。
よく噛んで食べる
よく噛むことによって唾液が分泌されるようになり、食べ物の消化を助けます。
食べ物が胃に運ばれたときに消化しやすい状態にしておくことができ、胃の動きも良くなると言われています。
脂肪分や糖分の多い食事を控える
甘いものの食べ過ぎは胃酸の分泌を促してしまうので、食べる量に気を付けましょう。
過度な飲酒を控える
強いお酒は胃壁を荒らすと言われていますので、お酒は控えましょう。
アルコール度数の低いお酒も、大量に飲むと胃に負担がかかってしまいます。
また、空腹時にいきなりお酒を飲むと負担がかかるため、お酒を飲む前に乳製品を摂ると良いと言われています。
コーヒーは薄めにして飲む
カフェインは胃酸の分泌を促進するため、濃いコーヒーをたくさん飲むと胃に負担をかけてしまいます。
胃の調子が悪いときは、薄めのものやミルクをたっぷり入れたものを飲みましょう。
ストレス解消法を持つ
ストレスを溜めこんでいると、胃の不調はなかなか良くなりません。
音楽を聴く、運動をする、ゆっくり入浴をする、アロマで気分転換をするなど、ストレスを溜めこまないようにしましょう。
美味しい食材が豊富な秋ですが、暴飲暴食を避け、ストレスを上手に発散して胃に負担をかけ過ぎないような生活を心がけましょう。