夏の冷え解消レシピ

冷房の利いた室内で長時間過ごしたり、
冷たいものを摂りがちな夏は、
意外に身体が冷えやすい季節です。
冷えから身体を守る食事で、
身体を温め、整えましょう。
大阪ガスクッキングスクールさんからの
オリジナルレシピ2品をご紹介します。

清蒸魚(チンジャンユー)

清蒸魚とは、魚をネギやショウガなどと一緒に蒸した香味蒸しのことで、中国の南方や香港、台湾でポピュラーな料理です。



むくみ知らずの健康美肌メニュー
~お腹の張り&むくみが気になる方におすすめ~

湿気の多い日本の夏は、知らず知らずのうちに身体に水分を溜め込みがちに。
身体の重みやダルさを感じているのなら、余分な水分が身体に溜まっているサイン。
余分な水分を溜め込むと身体の不調だけでなく、湿疹やイボといった肌トラブルにも繋がります。上手に不要な水分を出し、軽やかに過ごせるようにしていきましょう。
メインの鯛は、…

体内に過剰に溜まった水分を排出してくれる効果を持ち、むくみや血液の滞りを改善してくれスッキリ健康美肌へ導いてくれる食材です。
また、身体のうるおいを上げ、火照りを緩和してくれるチンゲン菜やレンコンを添えて、夏の暑さによる身体のダメージを予防できます。
調味料に入れる紹興酒は、血行を良くし、冷えによる痛みを改善する効果があり、特に冷えや生理痛などでお悩みの女性におすすめです。
そして、香ばしく食欲をそそるゴマ油は、大腸にうるおいを与えてくれる効果があります。中医学では、大腸と肺は深く関係しており、肺が乾燥すると大腸も乾燥すると言われています。空咳や乾燥したコロコロ便秘が気になるときにもおすすめです。

  • 所要時間 約30分
  • 1人分換算190kcal

材料/4人前

  • 鯛(60g)4切
  • レンコン3cm(70g)
  • チンゲン菜1株(100g)
  • 適量
  • 長ネギ(白い部分)長さ約5cm×2本(20g)
  • 赤ピーマン1/2コ(15g)
  • (a)
  • ・長ネギ(青い部分)長さ約10cm(15g)
  • ・ショウガ(スライス)4枚(10g)
  • 紹興酒大さじ2
  • ゴマ油大さじ1・1/3
  • (b)
  • ・しょうゆ大さじ1・1/3
  • ・紹興酒大さじ1・1/3
  • ・砂糖大さじ1
  • ・ナンプラー大さじ2/3
  • 香菜適量

作り方

  1. 鯛は塩をふってしばらくおきます。
  2. レンコンは7~8mm幅の半月切りにします。チンゲン菜は縦4等分に切り、塩を加えた熱湯で茹でます。
  3. 長ネギ(白い部分)は白髪ネギにして水にさらします。赤ピーマンはせん切りにします。
  4. 耐熱性の皿に(a)を敷き、水気を拭いた①をのせて紹興酒をふります。隙間に②のレンコンをのせ、蒸気の上がった蒸し器、または湯を入れたフライパンで、強火で蒸します。(約8分)
  5. ※フライパンの場合:フライパンにキッチンペーパーを敷いて耐熱性の皿をのせ、熱湯を皿の高さの半分くらいまで注ぎ入れます。フライパンの蓋をして蒸します。(途中、湯が少なくなったら足しながら蒸しましょう。)
  6. 器に②のチンゲン菜、④を盛り、水気を切った③をのせます。フライパンにゴマ油を入れてよく熱し、白髪ネギにかけます。
  7. 同じフライパンに(b)、④の蒸し汁を合わせて温め、⑤に注いで香菜を添えます。

土鍋で作る
お手軽タッカンマリ

タッカンマリとは、韓国語で「鶏一羽」という意味を表します。日本の水炊きのようなもので、鶏のうまみが溶け出したシンプルな味わいが特徴的です。



暑い夏の体力アップメニュー
~夏場の冷え・喉の渇きが気になる方へおすすめ~

気温が高くなる夏は、冷房や冷たいもので身体(胃腸)を冷やすと、代謝が落ちる原因になってしまいます。
夏の時季こそ身体の芯から温め汗をかき、体内の余分な熱を発散させながら体温を調整し、暑い夏を乗り切る体力をつけていきましょう。
薬膳では、鶏手羽元は身体が温まり、…

気力精力がつく滋養強壮の食材として知られています。
また、肺をうるおし、咳の予防、めまいや視力減退の改善などさまざまな効果があるとも言われています。
じゃがいもは、お腹の冷えや消化不良などを改善し、気力を上げてくれる食材です。気力(元気)が出ない時に食すと良い食材で、鶏手羽元との相乗効果でより身体を芯から温めてくれます。
彩りに欠かせないレタスは、夏場の猛暑と湿度によって息苦しさを感じる胸元のつかえを取り去ってくれ、身体の中の余分な熱を下げてくれる効果があり、温まり過ぎた身体を緩やかに冷ましてくれます。
身体の芯から温まるタッカンマリスープは、冷えや乾きを感じる身体を滋養してくれるので、夏場におすすめのスープです。

  • 所要時間 約30分
  • 1人分換算262kcal

材料/4人前

  • 鶏手羽元8本
  • 塩・コショウ各少々
  • (a)
  • ・ニンニク(つぶしたもの)1片(10g)
  • ・長ネギ(青い部分)長さ約10cm(15g)
  • ・ショウガ(スライス)4枚(10g)
  • ・水カップ4
  • ・酒カップ2/3
  • ジャガイモ(男爵)3コ(250g)
  • 長ネギ(白い部分)1本(90g)
  • レタス大きめ3枚(100g)
  • 黒コショウ少々
  • (b)タデギ(韓国の合わせ調味料)〈作りやすい分量〉
  • ・万能ネギ(斜め細切り)2本分(5g)
  • ・唐辛子粉(粗びき)大さじ1
  • ・酢大さじ1
  • ・しょうゆ大さじ1
  • ・ニンニク(すりおろし)小さじ1/3
  • ・練りからし小さじ1/2

作り方

  1. 鶏手羽元は骨に沿って切り込みを入れ、塩・コショウをふります。
  2. 土鍋に、①、(a)を入れて強火にかけ、沸騰したら、中火でアクを取り、蓋をして煮ます。(約10分)
    長ネギ(青い部分)、ショウガを取り出します。
  3. ジャガイモは大きめのひと口大に切り、長ネギ(白い部分)は厚めの斜め切りにします。
  4. ②に③を加えて、ジャガイモがやわらかくなるまで煮ます。(約15分)
  5. 食べる直前にひと口大にちぎったレタスを入れてサッと煮、器に盛ります。黒コショウをふり、混ぜ合わせた(b)を添えます。

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