堤 信子
Nobuko Tsutsumi
フリーアナウンサー、昭和女子大学、法政大学その他兼任講師。エッセイスト。福岡県生まれ。TV、ラジオ、講演のほか、WEBや誌面での連載など幅広く活躍中。
スマホから時間を取り戻す
明けましておめでとうございます。
お正月いかがお過ごしでしょうか?
毎年、新春のさやんは、一年をどう過ごしたいかをテーマに書いているのですが、今年の私の抱負は、なんといっても「スマートフォンから時間を取り戻す」です。
スマホを使うのは何時間?
スマートフォンの設定の中に「スクリーンタイム」という項目があるのをご存じでしょうか?
1日に何時間スマホを見ていたかが表示されるのですが、私の場合、年末はずっと1日平均4時間弱。利用時間が一番多いとされる20代の平均時間を超える勢いで、そんなに時間を取られていたという意識がなかったので、かなりショックでした。
確かにスマホは、仕事の連絡や調べ物でかなり使います。
どこにいても仕事ができるので本当に便利です。しかし、仕事だけで4時間近く使っているわけではありません。
無意識のうちに、何度も画面チェックしたり、流れてくる情報や映像をなんとなく見たり…。
使っている時間の半分近くは、意識的に使っているわけではないのです。
朝起きて手に取るスマホ。夜寝る前ギリギリまで見ているスマホ。この時間に緊急なものなどほとんどありません。
時間泥棒対策3箇条
残りの人生、一番大切なのは時間です。
今年は、時間泥棒(スマホ)に無意識に奪われていた1日2時間を、有意義に使っていこうと決心しました。
抱負などを書いて、そのノートを閉じたら、なかなか見ることってないですよね。
人間は忘れる生き物。
「ときどき意識して眺める」こと。さらに「小分けにしてあちこちに貼る」ことを、
ぜひ、やってみてはいかがですか?
夢の実現を応援します
ちなみに、私が貼る予定の言葉は、健康に関するもの。
対策その1
毎日スクリーンタイムをチェック。
体重をチェックするように、スマホ時間をチェック。浪費時間のダイエット作戦です。
対策その2
通知機能は必要なものを除いてオフに。
これまではスマホ内のサイトから通知が送られてくるたびにスマホ画面をチェック。この回数が減るだけでも随分違うはずです。
対策その3
朝起きてすぐと、寝る前は、読書時間に。
「読書する時間が足りない〜」のではなく、だらだらスマホをやめるだけで豊かな時間はちゃんと作り出せます。電磁波対策も兼ねて、スマホは枕元から1メートル以上離れたところにおき、枕元には読みたい本をいつもセットしておこうと思っています。
「与えられた時間は、本来は命を燃やす時間」。
2025年はかけがえのない時間を大切にする1年にしたい、そう心に誓った私です。
〜代官山のキッチンから〜
心地よいコーヒータイムにおすすめのコーヒーやおやつの紹介、エッセイ朗読をお届けします。