スキンケア・基礎化粧品

脂性肌のスキンケアを紹介!正しいケアでべたつき知らずへ

メイクが崩れる、テカって見える、毛穴が目立つ…など、さまざまな悩みを抱える脂性肌。油分がたっぷりで乾燥とは無縁のように思えますが、実は乾燥が原因でたくさんの皮脂が分泌されている可能性もあるのです。
ここでは、皮脂を味方につけてオイリー肌から脱出する、正しいスキンケアの方法をご紹介します。

脂性肌とは?

脂性肌とは、皮脂が過剰に分泌されていて、べたつく肌質のことです。一見すると水分・油分ともに十分に見えますが、肌内部は乾燥していて、それが原因で表面の皮脂が増えている可能性があります。
Tゾーンや頬に毛穴が目立つ場合、黒ずみ毛穴になりやすいのが脂性肌の特徴です。

■Tゾーンの特徴

額から鼻筋にかけてのTゾーンには皮脂腺が多く集まっており、オイリーになりやすい部分です。

しかし、こうした特徴がわかっていても、自分の肌質を正しく見極めるのは意外と難しいもの。「脂性肌かと思っていたら乾燥肌だった」といった勘違いも多く、思い込みから間違ったケアをしているケースも少なくありません。

自分が本当に脂性肌なのかを見極めるためにも、下記のチェックを試してみてください。
チェックに1つでもあてはまる場合は、脂性肌の可能性が高いといえます。

■もしかして脂性肌?セルフチェック

□肌をさわるとべたべたする
□脂っぽく、テカって見える
□Tゾーンや頬の中央などに、黒ずみ毛穴が目立つ
□メイクが崩れやすい

脂性肌の原因については、こちらの記事もご覧ください。
オイリー肌を改善しよう!原因とスキンケアのポイント

脂性肌のよくある悩み


脂性肌の悩みのほとんどは、皮脂の過剰分泌に伴うトラブルです。主に、次の4つが脂性肌の悩みとして挙げられます。

メイクが崩れる

脂性肌の場合、朝、時間をかけてメイクを仕上げても、午前中にはもう崩れ始めることも多くあります。
メイクを直しすぎて厚塗りになってしまったり、カバーしたはずの毛穴が夕方には丸見えだったりと、メイクに関する悩みはつきません。

毛穴が黒ずんで目立つ

皮脂腺が発達している脂性肌は、広がった毛穴に酸化して黒くなった皮脂が詰まり、黒ずみ毛穴になって目立ちやすくなります。詰まった毛穴が厚くなり、ぼこぼこして見えることも…。

毛穴についてはこちらの記事もご覧ください。
毛穴ケアは洗顔と保湿がカギ!毛穴が目立たないつるりん肌へ

ニキビができやすい

ニキビは、肌細胞が生まれ変わるターンオーバー※のサイクルが乱れ、古い皮脂汚れや角質が毛穴に詰まって、ニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖することによって起こります。毛穴に皮脂が詰まりやすい脂性肌の人は、乾燥肌の人よりもニキビができやすいといえるでしょう。

※表皮の基底層で生まれた新しい肌細胞が表面の角質層まで上昇していき、やがて垢となってはがれ落ちるまでのサイクルのこと。健康な肌のターンオーバー周期は、約28日といわれています。

ニキビについてはこちらの記事もご覧ください。
ニキビ肌を作らない、悪化させないスキンケアって?

赤みが目立つ

分泌された皮脂が空気にふれて酸化すると、肌への刺激性が高まります。脂性肌の赤みは、過剰に分泌されて酸化した皮脂に肌が負け、炎症を起こしたことによるものです。毛穴の周りの皮膚が赤みを帯び、常に顔が赤らんでいる「赤ら顔」のようになります。

脂性肌の正しいスキンケア


脂性肌が改善しない原因は、大きく「洗顔のしすぎ」と、べたつきを嫌って「保湿をしないこと」の2つです。
スキンケアは、肌質に合った正しい方法で行わないと、反対にトラブルを悪化させてしまう場合があります。「正常なターンオーバーのサイクルを取り戻したい」「脂性肌から抜け出したい」と思っているのに、べたつきや黒ずみ毛穴が改善しない…。そんなときは、スキンケアの方法が間違っているのかもしれません。脂性肌の正しいスキンケアを確認しておきましょう。

脂性肌の洗顔方法

脂性肌の人は、べたつきやテカりといった脂っぽさが気になるあまり、なんとかして皮脂を落とそうと洗顔に力を入れてしまいがちです。しかし、何度も洗ったり、ゴシゴシこすったりするのは逆効果。
皮脂は、乾燥から肌を守り、うるおいをキープする大切な役割も担っています。そのため、皮脂を落としすぎると、不足する成分を補おうとする働きが起こり、皮脂が大量に分泌されてしまうのです。
脂性肌の人は下記の手順で、ゆっくり丁寧な洗顔を心掛けましょう。

<おすすめ洗顔方法>
1. 洗顔料をよく泡立て、たっぷりの泡を作る
2. 泡を肌にのせ、毛穴の汚れを包み込む
3. 必要な水分・油分まで洗い流さないように、やさしく洗う

正しい洗顔の方法については、こちらもご覧ください。
洗顔の正しいやり方をチェック!洗顔をマスターして理想の美肌へ

脂性肌の保湿方法

べたつきが気になる脂性肌の人は、化粧水だけでさっとお手入れを終わらせてしまうことが多いのではないでしょうか。実は、これも脂性肌を悪化させる原因のひとつ。洗顔後は、どんどん水分が飛んでいくため、肌質に関わらず徹底した保湿が必要です。

洗顔後に何もつけずにしばらく過ごしていると、肌がつっぱるような感覚の後に皮脂が出てくるのを感じたことはありませんか?肌のつっぱりは、乾燥のサインです。これを放置していると、肌表面のバリア機能が低下し、肌を守ろうとする働きが強くなって、より多くの皮脂が分泌されるようになります。
こうした負のサイクルを防ぐため、洗顔後はできるだけ早く化粧水をつけましょう。じっくり水分を入れ込んだら、欠かさず乳液やクリームでしっかりと蓋をし、水分が逃げないようにすることが大切です。

おすすめのスペシャルケア

ちょっと余裕があるときに試したいのが、肌が喜ぶご褒美ケア。いつものケアにより時間をかけたり、アイテムをプラスしたりして、水分と油分のバランスを整えましょう。

・じっくり保湿
忙しいと、最低限のアイテムを順番につけるだけで終わってしまうことも多くなりがち。時間があるときは、化粧水、乳液、クリームをいつもよりたっぷり取って、丁寧に肌を整えましょう。べたつきが気になる人は、さっぱりしたテクスチャーのものを選んで使ってみてください。

・抗酸化作用のあるアイテムをプラス
肌に残った余計な皮脂は、空気にふれて酸化することによって肌にダメージを与えます。
そこでおすすめなのが、ビタミンCやプラセンタなど、抗酸化作用のある成分を含んだアイテムで肌のお手入れをすること。基本のスキンケアにプラスして、パックなどで取り入れてもいいでしょう。

脂性肌のメイクで気をつけるポイントは?

脂性肌の人にとって、難しいのがメイクです。浮く、よれる、崩れるといった悩みを軽減し、できるだけ快適に過ごすには、どのような点に気をつければいいのでしょうか。

下地は保湿力のあるものを選ぶ

皮脂を抑え込むためにマットな下地を使うと、毛穴を圧迫し、かえって皮脂の分泌を促進させる可能性があります。適度な保湿力があり、水分と油分のバランスをコントロールしてくれるものを選びましょう。
脂浮きが目立つTゾーンにはテカりを抑える下地を使うなど、顔のパーツによって使い分けるのもおすすめです。

ファンデーションはパウダータイプがおすすめ

リキッドタイプのファンデーションは、肌なじみがいい分、脂性肌の場合は脂浮きしやすいのが難点。マットなものほど崩れやすい傾向にあるため、さらっとした使い心地のものを薄く伸ばして使うといいでしょう。
対して、パウダータイプのファンデーションは、皮脂を吸着してナチュラルに仕上げるのに最適。崩れたときに化粧直ししやすく、厚塗りになりにくいのもメリットでしょう。
いずれにせよ、厚塗りになると肌に負担をかけてしまうので、下地の上から軽くつけるのがポイントです。

脂性肌の人のよくある質問


ここからは、脂性肌の人から出てくる、よくある質問をピックアップしてお答えします。

Q. 脂性肌のケアアイテムは、「さっぱり」タイプを選べばいい?

とろみのある化粧水や乳液、こっくりとしたクリームは、べたつきが気になる脂性肌の人には使いづらいこともあるでしょう。大切なのは、保湿を省略せず水分を肌に届けることなので、仕上がり感は好きなものを選んで構いません。つけてみて、「肌になじむ」と感じるものを選ぶことをおすすめします。

Q. 脂性肌には、どんな洗顔料を使えばいい?

洗顔料は、肌への負担が少ないものを選ぶことが大切。毛穴詰まりの原因になる余分な皮脂やメイク汚れはしっかり洗い落とさなければなりませんが、洗浄力が強すぎる洗顔料は、残しておきたい皮脂まですべて洗い流してしまいます。洗い上がりに少しつっぱるような感覚がある場合は、クレンジングや洗顔料を見直して、肌にやさしいジェルクレンジングなどを試してみるといいでしょう。

Q. お風呂から出る頃や寝る前にはもう肌がべたつく…何度も洗顔していい?

脂性肌の人にまずチャレンジしてほしいのが、洗顔の回数を減らすことです。脂浮きが気になって何度も洗うと、肌に負担がかかり、乾燥しやすくなって皮脂分泌を促進してしまいます。
お風呂から出るときや夜寝る前にべたつきが気になる場合は、水やぬるま湯を使ったり、ティッシュなどで皮脂を抑えたりするだけにとどめましょう。その後、化粧水や乳液でしっかり保湿することを忘れずに。

Q. 肌のべたつきが気になって何度も拭き取ってしまうのですが…

脂浮きが気になったら、ティッシュで抑えて皮脂だけを取り除くか、コットンに含ませた化粧水でやさしく皮脂を拭き取ります。ついでに、新しいコットンに化粧水をたっぷり含ませてやさしく叩き込めば、べたつきがなくなる上、補水・保湿も万全です。脂浮きはむしろ「保湿チャンス」と捉えて、肌を守ってくれている皮脂を必要以上に落とさないようにしましょう。

皮脂を味方につけて、普通肌を目指そう!

脂性肌に人にとって難敵の皮脂ですが、すこやかな肌を維持するにはなくてはならないもの。脂浮きを感じたら、むやみに拭き取ったり洗い流したりせず、表面の皮脂を抑える程度にとどめましょう。
また、皮脂を取るときに補水・保湿を心掛けると、次第にターンオーバーが正常に近づいていくはずです。あきらめず、地道なケアを続けましょう。

基礎化粧品会社イービーエムが展開する全国の「スキンケアスタジオ」では、お一人おひとりの肌や体質に合った化粧品をベースに、心をこめた美と健康の「手あて」をいたします。肌やスキンケアでお悩みがある方は、ぜひご相談ください。


この記事の監修者

医学博士。聖マリアンナ医科大学医学部卒。 聖マリアンナ医科大学病院、昭和大学病院、墨田病院などを経て、現在は子育てをしながら産業医として活動している。