お肌のお悩み・肌トラブル

肌のくすみは改善できる?くすみ肌の原因と改善方法を紹介します

「鏡を見ると顔がどんよりしている」「なんとなくメイクのりが悪い」という場合、それは肌のくすみのせいかもしれません。肌がくすむと顔色が暗く沈んで見え、疲れた印象や不健康なイメージを周りに与えてしまいます。さらに、肌のくすみは初期老化のサインともいわれます。放置しているとシミやシワなどの肌トラブルに発展する可能性もあるため、早めの対策が必要です。

くすみ肌はいくつかのタイプがあり、それぞれ原因が異なります。くすみを改善し、肌に透明感を取り戻すには、原因に合わせた対策を行うことが大切といえるでしょう。ここでは、肌のくすみを引き起こす原因と、くすみ肌を予防・改善するためのケアについてご紹介します。

くすみ肌とはどんな肌のこと?

くすみ肌とは、一言でいうと透明感のない肌のことです。肌の透明感が失われると、顔全体が暗く見えてしまいます。たとえ肌の色が白くても、透明感やツヤがなく、顔色が青白くくすんでいるケースは少なくありません。特に、朝起きたときや夕方に、鏡を見てくすみを自覚する人は多いようです。

くすみ肌の原因と改善方法


肌がくすむと、顔全体が本来の明るさよりも暗い色みになります。ただ、くすみの現れ方は人によってさまざまです。肌が灰色がかって見える、茶色っぽくなる、青黒くなるなど、くすみ肌には原因によっていくつかのタイプがあります。自分のくすみのタイプを知り、原因に合わせた対策を行いましょう。

乾燥による灰色がかったくすみ

乾燥によって肌の水分量が低下すると、ツヤがなくなり、影のような灰色がかった顔色になりがちです。
肌がかさついたり白く粉を吹いたりしている場合は、乾燥が原因のくすみといえるでしょう。乾燥した肌はターンオーバーのサイクルも乱れやすくなるため、古い角質が溜まって肌のキメも乱れ、どんよりとくすんだ印象になってしまいます。
乾燥によるくすみを改善するには、丁寧な保湿ケアが必須です。たっぷりの化粧水の後には乳液やクリームで水分の蒸発を防ぎ、うるおいキープを心掛けてください。乾燥を加速させないために過度の洗顔を避け、加湿器などを活用して部屋の湿度にも気を配りましょう。

沈着したメラニンによる茶褐色のくすみ

茶色っぽいくすみが生じた場合は、メラニンによる色素沈着の可能性があります。紫外線や摩擦などで肌が刺激を受けると、肌はみずからを守るためにメラニンを生成します。通常なら、生成されたメラニンは、ターンオーバーによって古い角質とともに体外に排出されます。しかし、ターンオーバーが乱れると、メラニンがしっかり排出されずに肌に残り、沈着してくすみとなってしまうのです。
メラニンは、紫外線を浴びたときのほか、摩擦などの刺激によっても生成されます。季節を問わず日焼け止めなどで紫外線対策を徹底し、クレンジングや洗顔の際には指で肌を強くこすらないように注意しましょう。

血行不良による青黒い感じのくすみ

くすみ肌の原因の中でも最も多いといわれるのが、血行不良です。血液の流れが滞ると肌に十分な栄養が行き渡らず、肌の明るさやツヤが失われます。さらに、毛細血管が目立つようになり、青黒いくすみとなって現れてしまいます。
血行不良によるくすみを改善するには、入浴や運動などで身体をしっかり温めましょう。軽いランニングやウォーキングなどを習慣づけると、全身の血行を促すことができます。ショウガや根菜類など、身体を温めるとされる食材を食事に取り入れるのもおすすめです。

糖化による黄色味を帯びたくすみ

糖分をとりすぎると、余分な糖質とコラーゲンなど、肌のたんぱく質が結びつく「糖化」という現象が起こります。糖化したたんぱく質はAGEsと呼ばれる黄褐色の物質に変質し、これが黄色っぽいくすみの原因になります。
糖化でよく例に挙げられるのがパンケーキです。卵や牛乳といったたんぱく質と、砂糖などの糖を混ぜ合わせたパンケーキの生地を焼くと、こんがりと褐色の焼き色がつきます。この反応が糖化であり、これが肌で起こると、黄みがかったくすみになってしまうのです。
糖化によるくすみを防ぐには、糖分のとりすぎを避けることが第一です。特に注意したいのが、お菓子や清涼飲料水などに使われる人工甘味料です。くすみが気になる場合は、ビールや日本酒といった糖質の高いお酒もできるだけ避けたほうがいいでしょう。

古い角質が蓄積して起こる、ごわついたくすみ

肌のターンオーバーの乱れによって起こるくすみは、メラニンが原因の茶褐色のくすみだけではありません。ターンオーバーが乱れると、本来はがれ落ちるはずの古い角質が肌に蓄積して、透明感が低下。古い角質が溜まって厚く硬くなった肌には、ごわつきを伴ったくすみが生じやすくなります。
ターンオーバーのサイクルは加齢のほか、疲れや睡眠不足などによっても崩れてしまいます。質のよい睡眠をとり、趣味などでリフレッシュして疲れやストレスを溜め込まないようにしましょう。

生活習慣の乱れが原因のくすみ

飲酒や喫煙、カフェインのとりすぎなども、くすみの原因になります。また、睡眠不足や栄養不足は血行不良を招き、くすみ肌をはじめとする肌トラブルを引き起こしてしまいます。
規則正しい生活リズムやバランスの整った食事は、くすみ肌対策の基本といえるでしょう。

くすみ肌が見た目に与えるデメリット

肌の透明感は、顔全体の印象を大きく左右します。くすんだ肌を放置したら、見た目にどのような影響を与えるのでしょうか。

不健康そうに見える

肌がくすんでいると、顔色が悪く不健康そうな印象になってしまいます。どんよりと沈んだ雰囲気になり、メイクをしていても周りの人から「疲れていそう」と思われがちです。

たるみやシワに発展する

くすみ肌の背景には、肌の乾燥や血行不良、ターンオーバーの乱れといった問題が隠れています。それらの原因を改善しないまま放置していると、くすみだけではなく、やがてシミやシワ、たるみといった肌トラブルに発展する可能性があります。

くすみ肌にならないための予防習慣


肌のくすみは、日常のスキンケアや生活習慣で予防が可能です。くすみ肌にならないために、日頃から次のようなことを習慣づけるといいでしょう。

正しいスキンケアを行う

肌のターンオーバーの乱れは、乾燥によるくすみのほか、メラニンの停滞や古い角質によるごわつきを招きます。すこやかなターンオーバーを維持するには、肌の角質層にしっかりとうるおいを与えることが大切です。洗顔後や入浴後はすぐに化粧水で肌に水分を与え、美容液や乳液、クリームで水分の蒸発を防ぎましょう。保水力の高いヒアルロン酸などが配合された化粧水を選ぶのもおすすめです。
また、保湿のためには洗いすぎは禁物です。洗顔のときはゴシゴシこすったり熱いお湯で流したりすることは避け、たっぷり泡立てた洗顔料でやさしく丁寧に肌を洗いましょう。

食事や睡眠に気をつける

糖化によるくすみを防ぐために、甘い物のとりすぎには要注意です。特に人工甘味料は、低カロリーだからと安心していると、知らず知らずのうちに肌の糖化を加速させてしまうリスクがあります。透明感のある肌を目指すなら、果糖が含まれたお菓子や清涼飲料水などは控えたほうがいいでしょう。
また、睡眠不足が続くと、その影響はくすみとなって肌に顕著に現れます。十分な睡眠時間を確保し、就寝と起床のリズムをきちんと整えることが大切です。

運動や入浴で発汗する

くすみ肌の改善や予防のためには、汗をかくことも非常に重要です。運動不足や空調の効いた室内で過ごすことが多いなど、汗をかかない生活を送っていると、どうしても肌に古い角質が溜まりがち。適度な運動や入浴などで、日頃から発汗習慣をつけておきましょう。
例えば、入浴の際にシャワーだけで済ませていると、肌表面しか温まらずに血行を滞らせる要因になります。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かり、身体の内側から温めて血流を促しましょう。時間に余裕があるときには、半身浴もおすすめです。また、運動は無理に身体を激しく動かす必要はありません。ウォーキングやジョギングなど、適度な有酸素運動を継続するようにしましょう。

プロが教える!肌のくすみ改善スゴ技

続いては、プロが教える肌のくすみを改善するためのケアについてご紹介します。

血行促進のためのケア

くすんだ肌に透明感を取り戻すためにスキンケアスタジオで行うのが、血流をよくするためのトリートメントです。顔だけではなく首やデコルテまでしっかりとトリートメントを行い、血行不良の改善へと働きかけていきます。

自宅で手軽に取り組めるケアとしておすすめなのが、蒸しタオルによる血流改善です。
蒸しタオルは、タオルを水で濡らしてから絞り、ラップで包んで電子レンジで30~60秒程加熱すれば出来上がります。入浴中や洗顔後など、スキンケアの前に顔に2~3分程蒸しタオルをのせましょう。肌を温めることで血流を促す上、毛穴を開いてスキンケア効果も実感しやすくなります。

より高い効果を目指す場合はプロのケアを

スキンケアスタジオやサロンでは、血行促進が期待できるクリームを使ったフェイシャルトリートメントを行っている場合があります。また、ポリフェノールの一種である「ピクノジェノール」という抗酸化成分や、ビタミンC誘導体などを取り入れた、即効性を感じられるくすみケアが受けられることもあります。
顔のくすみに悩む人の中には、全身の代謝機能が低下しているケースもあります。そのような場合は、ボディケアを同時に行うことで、より効率的にくすみの改善を目指すことができます。
セルフケアだけではなかなか肌のくすみがなくならない人や、より高い効果を望む人は、プロによるトリートメントを受けることをおすすめします。

くすみの原因に合わせたケアで、肌に透明感とツヤを取り戻そう

肌がくすむと疲れて不健康そうに見え、メイクのりも悪くなってしまいます。くすみ肌を改善し、シミやシワなどの肌トラブルにつなげないためには、適切なケアと日頃の予防習慣が大切です。保湿や紫外線対策、規則正しい生活を心掛け、透明感とうるおいのある肌を目指しましょう。
ただし、日常のケアをしっかり行っていても、肌のくすみは一朝一夕で取り除けるものではありません。「できるだけ早くくすみ肌を改善したい!」という場合は、プロによるトリートメントを体験してみてはいかがでしょうか。

基礎化粧品会社イービーエムが展開する全国の「スキンケアスタジオ」では、一人ひとりの肌の状態に合わせてくすみの原因に働きかけています。
「自分に合ったくすみケアを知りたい」という人も、ぜひご相談ください。


この記事の監修者

医学博士。聖マリアンナ医科大学医学部卒。 聖マリアンナ医科大学病院、昭和大学病院、墨田病院などを経て、現在は子育てをしながら産業医として活動している。