スキンケア・基礎化粧品

スキンケアとは?肌と真摯に向き合うイービーエムだからわかること

美しい肌を保つための洗顔や保湿など、総合的な肌のお手入れを指す「スキンケア」。正しいスキンケアで肌がみずみずしく整うと、見た目に自信が持てるだけでなく、身体の中からエネルギーがわき上がってくるような気がするから不思議です。
肌がすこやかであることが、女性の心身に与える影響は計り知れません。

イービーエムでは、身体の内側からあふれ出るような真の美しさを求める女性のために、スキンケアと真摯に向き合い続けてきました。ここでは、イービーエムが大切にしているスキンケアのポイントや考え方について、詳しくご紹介します。

スキンケアとは理想の健康美肌を手に入れること

まずは、スキンケアとは何か、その定義についてお話しします。
スキンケアの目的は、理想の健康美肌を手に入れることです。イービーエムは、身体の内面からあふれ出すような「いのちの美しさ」をお一人おひとりが実現し、幸せになっていただくことまでをスキンケアの一部として考えてきました。スキンケアによる美肌が心身の健康を作り、心身が健康であってこそ美肌を保つことができるといえるでしょう。
まずは、スキンケアを行うにあたって、押さえておきたい基本の3ステップをご紹介します。

1. 汚れを落とす

私たちの肌には、汗や皮脂、古い角質など、体内から分泌されるもののほか、花粉やほこり、排ガス、メイクの残りなど、さまざまな汚れが付着します。汚れを落とさずに寝てしまったり、落としきれなかったりすると、汚れの成分が変化して肌を刺激する原因に。
毛穴などに詰まった角栓がほかの汚れと混じり、空気にふれて酸化すると、黒ずみやくすみを引き起こすこともあります。本来ならはがれ落ちるはずの古い肌細胞も、汚れが邪魔をしてうまく新しい細胞と入れ替わることができません。

一日の終わりには、一日の汚れを落とすことがスキンケアの基本。汚れを落とした後のケアを効果的にするためにも欠かせないプロセスです。
ただし、肌をゴシゴシこすったり、何度も洗ったりするのはNG。皮脂は乾燥から肌を守る役割も果たしているため、皮脂を落としすぎた肌は失われた水分を補おうとして、大量に皮脂を分泌します。多すぎる皮脂はべたつきやニキビを引き起こすので、洗顔料をたっぷりと泡立てて肌にのせ、毛穴の汚れを包み込むようにやさしく洗いましょう。

2. 皮膚にうるおいを与える

汚れを落としきった肌は、放っておくとどんどん水分が蒸発して乾燥します。ひどくなるとひび割れたり、炎症を起こしてかゆみが出たりすることも。乾燥は肌ダメージを誘発するので、洗顔を終えたらすみやかに肌にうるおいを与えましょう。
ただし、化粧水をパシャパシャとなんとなくつけるのではなく、肌の奥底に入れ込むようなつもりで、手のひらでじっくりと浸透させることが大切です。

3. うるおいを閉じ込め、肌を守る

どんなにたくさんの水分を入れ込んでも、蓋をしなければどんどん蒸発してしまいます。
肌に水分を入れた後は、乳液やクリームなど油分のあるもので肌に蓋をし、水分を閉じ込めましょう。うるおいのある肌は、しっとりと美しく見えるだけでなく、皮膚のバリア機能を高めて外的刺激から肌を守る力もあります。

肌の構造を理解してダメージを防ごう

健康な肌は、4週間ごとに古い細胞が新しい細胞と入れ替わる、「ターンオーバー」と呼ばれる新陳代謝を繰り返しています。

<ターンオーバーの仕組み>
1. 皮膚組織の一番下の基底層で生まれた基底細胞が分裂して、新しい細胞(角層細胞)を作る
2. 角層細胞が皮膚表面の角質層まで達する
3. 角層細胞が垢となってはがれ落ち、表皮細胞が生まれ変わる

ターンオーバーがうまくいっている肌は、常にフレッシュで、キメ細かな美しい状態を維持しています。ところが、何らかの原因でこのリズムが乱れると、角層細胞は表面まで達してもはがれ落ちることができず、古い細胞として蓄積されてハリや弾力を失わせます。

ターンオーバーのサイクルに悪影響を与える2大原因ともいえるのが、「乾燥」と「紫外線」です。
乾燥すると肌のバリア機能が低下して、ダメージを受けやすくなります。その結果、肌の表面に古い角質が蓄積され、肌のターンオーバーが正常に働かなくなります。
紫外線も同様です。紫外線を浴びると、肌を刺激から守ろうとする働きが起こり、角質がはがれ落ちずに厚みを増してとどまる角質肥厚(かくしつひこう)が起こります。すると、毛穴がふさがれてしまうため、うまく肌を生まれ変わらせることができません。

ターンオーバーについてはこちらの記事もご覧ください。
ターンオーバーとは?サイクルが乱れる原因と整える方法

年代別・スキンケアのポイント

ここからは、年代別のスキンケアの方法をご紹介します。前提として、どの年代においても3つの基本ケアは変わりません。

<全年代共通・基本のスキンケア>
・たっぷりの泡で、こすらず洗顔
・手のひらにたっぷり化粧水を取って、肌の奥まで保湿
・保湿後は乳液やクリームで蓋をし、肌を刺激から守る

基本のスキンケアをベースに、各年代のポイントと注意点を見ていきましょう。

10代:肌を清潔に保つ

中学生から高校生くらいまでの肌の悩みといえば、ニキビや吹き出物が代表的。性ホルモンや成長ホルモンが分泌される影響で皮脂の分泌も多くなるので、大量の皮脂と角質を排出しきれずに毛穴が詰まり、ニキビのもとになるアクネ菌が急増するのが原因です。

思春期のニキビは、ホルモンバランスが安定する頃になれば自然と良くなりますが、このあいだに誤ったスキンケアをするとニキビが悪化して、跡が残ってしまうので注意しましょう。
特に、テカリやべたつきが気になるからと、肌をこすったり、何度も洗ったりするのはNG。皮脂の落としすぎは反対に皮脂分泌を促し、かえってニキビをできやすくします。
洗顔時、肌にのせた泡で汚れを絡め取るようにして、毛穴の詰まりを解消しましょう。当然ながら、ニキビを爪などでつぶすことは絶対にやってはいけません。

20~30代:紫外線対策と毛穴ケア

20代、特に後半からより力を入れたいのが、紫外線対策と毛穴ケアです。20~30代の時期に、紫外線のダメージが肌に蓄積して代謝が停滞した状態が続くと、40代以降にシミやシワ、たるみとなって現れます。外出時には、SPF値の高い日焼け止めをこまめに塗り直しましょう。室内にいるときも、窓際やベランダで不用意に紫外線を浴びないよう、日焼け止めを塗っておくと安心です。

紫外線対策と併せて、毛穴ケアにも力を入れましょう。古くなった角質や皮脂汚れがいつまでも表皮に残っていると、毛穴が詰まって肌のごわつきや粉吹き、皮のめくれといった肌荒れを起こしやすくなります。

40代:角質ケアで肌代謝を促進

30代くらいまで気にならなかった肌の悩みが表面化してくる40代は、いよいよエイジングケアを本格化する時期。若い頃に比べてどうしてもターンオーバーの周期が乱れ、古い角質が肌表面に溜まりやすくなるので、基本のスキンケアにプラスして、低下しがちな代謝を向上させるケアをするとよいでしょう。

まずは角質を取って毛穴をきれいにする必要がありますが、こすり洗いは肌に負担をかけるのでNG。また、強いピーリング剤を頻繁に使用するのも避けてください。やさしく肌を洗浄し、古い角質を除去してくれるピーリング剤をスペシャルケアとして取り入れつつ、毎日の丁寧な洗顔で肌代謝を促します。
このほか、基本ケアの際にフェイシャルトリートメントを加えるのも、代謝アップに効果的です。

ミドルエイジ(40~60代)以降:欠点より魅力に注目

ミドルエイジは、女性ホルモンが急激に減少し、肌にもこれまでにない変化が現れるようになります。
基本ケアとしては、加齢とともに失われていく成分を含むエイジングケア商品を選びましょう。例えば、うるおいを補うセラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸が配合されたもの、美白を助けるビタミンC誘導体、シワ改善が期待できるレチノールやフコキサンチンといった成分が含まれる化粧品がおすすめ。

若々しい表情に見えるよう、表情筋を意識するのもおすすめです。口角や頬を持ち上げる大頬骨筋や、まぶたを引き上げる眼輪筋を鍛えましょう。歯をグッと食いしばったときに硬くなる咬筋は、普段から力が入りやすいので、やさしくほぐすと自然な笑顔が作りやすくなります。
また、肌の状態に一喜一憂せず、スキンケアやメイクを楽しむのも大切なこと。年を経たからこそ備わった自分だけの魅力を見つけてください。

イービーエムが考えるスキンケアとは?


イービーエムは、スキンケアのキーワードとして「代謝」を掲げ、長年にわたってこだわってきました。代謝の悪い身体は、酸素や血流の流れが滞り、肌の生まれ変わりを停滞させます。
たとえシミひとつない肌でも、手足が冷えていれば血流が行き届かず、肌にいきいきとした血色感は生まれません。睡眠が十分でなかったり、栄養バランスが乱れていたりすれば、どんなにスペシャルなケアをしても肌は応えてくれないでしょう。

身体の内側からにじみ出るような美しさを手に入れるには、肌を内臓の鏡と捉えて、全身の健康を追求していく必要があります。スキンケアの目的は、人工的な美を加えることではありません。誰にでも備わっている、元々あった美しさを取り戻し、理想の健康美肌を手に入れることです。
イービーエムでは、肌の土台となる心身の健康からスキンケアを考え、実践しています。そのために、意識しているのが、下記の3つのポイントです。

<イービーエムが意識するスキンケアのポイント>
・正しく落とす

セルフケアでは取りきれない汚れを、独自の技術で取り除きます。

・正しくうるおす
オールハンドで丁寧に保湿し、肌のバリア機能を高めます。

・血流を上げる
イービーエムでは、使用する化粧品にターンオーバーを促進する成分を取り入れています。
また、スキンケアスタジオでお受けいただけるフェイシャルケアに、必ずフットケアと首のリンパケアを取り入れ、血流を促し、肌にたくさんの栄養が行き届くようにしています。

プロだからこそできるスキンケア

イービーエムのスキンケアは、こだわりのオールハンド。全身の健康を踏まえて、セルフケアでは行き届かない肌の深層にアプローチします。
プロのケアで肌を整えることで、セルフケアの効果も高まります。ターンオーバーの周期に合わせて、月に1度のプロフェッショナルケアを取り入れ、みずみずしく輝くような美しさを取り戻しましょう。

基礎化粧品会社イービーエムが展開する全国のスキンケアスタジオでは、お一人おひとりの肌や体質に合った化粧品をベースに、心を込めた美と健康の「手あて」をいたします。肌やスキンケアでお悩みがある方は、ぜひご相談ください。

この記事の監修者

医学博士。聖マリアンナ医科大学医学部卒。 聖マリアンナ医科大学病院、昭和大学病院、墨田病院などを経て、現在は子育てをしながら産業医として活動している。