お肌のお悩み・肌トラブル

目立つシワができる場所と原因は?効果的なシワ改善方法をご紹介!

年齢とともに、徐々に現れてくるシワ。何もケアをしないままでいると、さらにシワが深く刻み込まれてしまうこともあります。顔や首のシワには、加齢のほかにもさまざまな原因があります。
シワを改善して若々しい印象を目指すために、シワができる原因とおすすめのシワ改善(リンクルケア)について解説します。

目立つシワができる場所

シワができやすい場所はさまざまです。まずは、具体的に首から上のどのような場所に目立つシワができるのかを知っておきましょう。

■シワが目立ちやすい場所

目の下

目元は皮膚が薄く、頬の10分の1ほどの薄さしかないといわれています。さらに、皮脂も少ないため、クレンジングなどで強くこするだけでも乾燥が加速し、「ちりめんジワ」と呼ばれる細かいシワができやすくなります。パソコンやスマートフォンといった電子機器の使用による目の疲労も、肌の血行不良や肌の代謝低下につながり、シワの原因になります。

目の下のシワについては、こちらの記事もご覧ください。
目の下のシワを改善して、老け顔から若見え顔に大変身!

目尻

目尻も目の下と同様に、皮膚が薄い部分です。洗浄力の強すぎる洗顔料を使ったり、強くこすったりすると乾燥が進み、小ジワやちりめんジワにつながります。また、目の周りにある眼輪筋が衰えてしまうことも原因のひとつ。目元はエイジングのサインが出やすい部位といわれ、目尻のシワは疲れたイメージや老けた印象を与えてしまいます。

おでこ

シワの中でもできる範囲が広く、特に目立ってしまうのがおでこのシワです。おでこのシワは老けて見えるだけでなく、気難しく近寄りがたい印象を与えてしまうこともあります。おでこは紫外線の影響を受けやすく、乾燥しやすい部位です。しかし、テカリが気になると、あぶらとり紙などで必要以上に皮脂を取り除いてしまいがち。皮脂不足になったおでこは乾燥が進み、シワができやすくなります。また、目を見開いたり眉毛を上げたりする表情の癖が、シワの原因になることもあります。

眉間

眉間にシワがあると人相が悪く見え、不機嫌な印象を与えてしまいます。眉間のシワは、おでこと同じように紫外線や乾燥、表情の癖などが原因でできることが多いです。特に、考え事をするときや近くのもの、遠くのものを見ようとするときに、眉間にシワを寄せる癖のある人は注意が必要です。

口元

口元には小ジワや笑いジワ、唇の縦ジワなど、さまざまなタイプのシワができます。中でも、小鼻から口角にかけてハの字に伸びるシワを「ほうれい線」、口角からあごにかけてのシワを「マリオネットライン」と呼びます。これらのシワの大きな原因は、加齢による筋肉や肌の弾力の低下です。表情筋の衰えに加え、頬のたるみによって、より深いシワへとつながることもあります。

口元のシワについては、こちらの記事もご覧ください。
ほうれい線が深くなる原因とは?目立たなくするための対策を解説

首は顔よりも皮膚が薄く、乾燥しやすい部分です。さらに、首は汗をかきやすいため、肌表面の水分が奪われて乾燥が進み、細かいシワができてしまいます。また、下を向く姿勢を長時間続けることによって、深いシワが刻まれてしまうこともあります。

シワができる原因

シワの原因は「乾燥」「年齢」「紫外線」の大きく3つに分けられます。このほかにも、急激なダイエットが原因でシワになることも…。それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

乾燥が原因のシワ

小ジワやちりめんジワと呼ばれる目元や口元のシワは、主に肌の乾燥が原因です。
乾燥すると肌が水分不足に陥り、キメが乱れて表皮(肌表面)に細かいシワができます。これを、「表皮性シワ」と呼びます。表皮性シワは世代に関係なくできますが、年齢とともに肌の弾力が低下すると、一度できたシワが戻らず、肌に刻まれてしまいます。

年齢が原因のシワ

年齢を重ね、伸びた筋膜が戻りにくくなると肌表面がたるみ、シワの原因に。また、肌のハリや弾力には、肌の奥の真皮構造も大きく影響しています。真皮はコラーゲン、エラスチン、線維芽細胞などで構成され、表皮を支えています。しかし、年齢を重ねることでコラーゲンなどは減少し、表皮が落ち込みます。これが、「真皮性シワ」です。
さらに、加齢によって新陳代謝が落ちると、皮下脂肪がつきやすくなります。そのため、肌のハリをますます支えきれなくなり、目尻やおでこ、ほうれい線などに深いシワが現れるのです。

紫外線が原因のシワ

紫外線を多く浴びすぎると、コラーゲンやエラスチンがダメージを受け、数が減少します。その結果、肌の弾力や水分保持機能が低下し、たるみや乾燥をさらに加速させることに。
そして、表皮性シワや真皮性シワができて戻りづらくなり、深いシワとなって肌に残ってしまうのです。

急激なダイエットが原因のシワ

年齢が原因で「真皮性シワ」ができると解説しましたが、急激なダイエットによっても真皮性シワができてしまいます。蓄積していた脂肪が、過度なダイエットによって一気に減少すると、肌がその変化についていけずにたるんでしまいます。そのたるみによって、シワになってしまうのです。

今あるシワをどうにかしたい…シワ改善の方法とは?

すでにシワが現れていても、あきらめずに対処してみましょう。おすすめのリンクルケアをご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

化粧品(美容液、クリーム)

シワにとって、肌の乾燥は大敵です。化粧水や乳液、美容液、クリームなどで十分な保湿を心掛けてください。
普段のスキンケアだけでは不安な場合は、シワに有効とされている成分が含まれたリンクルケア専門の化粧品を使うのもおすすめです。紫外線の影響を抑えてくれるビタミンC誘導体や、ハリや弾力維持に役立つコラーゲン、保水力の高いヒアルロン酸などが含まれた化粧品を選ぶとよいでしょう。
また、肌の新陳代謝や血行促進効果などが見込めるプラセンタは、細胞の生成をサポートするといわれる成分で、シワにも効果的です。これらの成分を含んだ化粧品で、シワのケアを行ってください。

もみほぐしや美容鍼

表情の癖によってできてしまったシワや、たるみによって生じたシワは、もみほぐしで改善を目指すことができます。普段のスキンケアのとき、顔の筋肉を引き上げるようにするだけでもシワ対策になるでしょう。このとき、決して強い力で引っ張らないようにするのがポイントです。
また、セルフケアだけでは改善が難しい場合は、プロの手を借りるのもひとつの方法です。例えば、プロによるフェイシャルケアや、顔のツボを刺激して肌の血流と新陳代謝を促す美容鍼は、シワやたるみに効果が期待できます。

年齢に負けない!シワになりにくい生活習慣

顔や首のシワは、生活習慣の改善によって予防できることもあります。
「シワを防ぎたい」「これ以上シワを目立たせたくない」と考えるなら、一度普段の生活を見直してみましょう。

紫外線を浴びないように日差し対策をする

紫外線は、肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンに悪影響を与えます。日焼け止めクリームや帽子、日傘、サングラスなどを活用し、日頃からしっかりと紫外線対策を行いましょう。
紫外線は日差しの強い夏だけではなく、一年中降り注いでいます。また、紫外線の中でも肌の深くまで届きシワの原因になりやすいUV-Aは、雲やガラス窓も通り抜けます。たとえ紫外線の弱い季節であっても、油断せずにしっかりと対策することが大切です。


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眠るときに寝る姿勢を意識する

枕が高すぎると首が不自然に曲がり、首回りのシワにつながってしまうことがあります。
シワ予防のためには仰向けの寝姿勢を基本にし、自分に合った寝具を選ぶようにしましょう。

日常に表情筋トレーニングを取り入れる

表情筋の筋力低下は、シワやたるみの原因につながります。普段あまり使わない口元を意識的に大きく動かすなど、無理なく表情筋を鍛えるトレーニングを取り入れてみましょう。例えば、鏡に向かったときやスマホを見ているときなど、自分できっかけを決めて取り組むと忘れずに行えます。
目元やおでこのシワが気になる場合は、目の奥の筋肉を意識してまぶたの開け閉めを繰り返すトレーニングも効果的です。

食事でシワ改善に役立つ栄養素をとるようにする

身体のほかの部位と同様に、肌も食べ物から作られます。シワの予防や改善に役立つのは、コラーゲンやビタミンC、たんぱく質、鉄分などです。これらのシワを防ぐ働きのある栄養素を知り、毎日の食事の中で積極的にとるようにしましょう。

ストレスを溜めない

ストレスは、肌のターンオーバーのサイクルを乱す原因のひとつです。また、睡眠不足や運動不足、栄養バランスの偏った食事など、不規則な生活を送っていると、肌に悪影響を及ぼしてシワの原因になってしまいます。
良質な睡眠や適度な運動を心掛けながら、趣味を楽しむなどしてストレスを溜め込まないようにしましょう。

効果的なシワ対策で、年齢を感じさせないハリのある肌を目指そう

顔や首のシワを予防するには、普段から適切なケアを続けていくことが大切です。シワがあると老けて見えてしまうばかりではなく、暗いイメージや怖い印象を周りに与えてしまいがち。紫外線対策や保湿、生活習慣など、今すぐできるシワ対策で、ハリのある若々しい肌を目指しましょう。

基礎化粧品会社イービーエムが展開する全国の「スキンケアスタジオ」では、お一人おひとりの肌や体質に合った化粧品をベースに、心をこめた美と健康の「手あて」をいたします。肌やスキンケアでお悩みがある方は、ぜひご相談ください。

この記事の監修者

医学博士。聖マリアンナ医科大学医学部卒。 聖マリアンナ医科大学病院、昭和大学病院、墨田病院などを経て、現在は子育てをしながら産業医として活動している。